英検1級の二次試験対策におすすめの学習法は?

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スピーキング力を測る英検1級の二次試験は、トピックも難しく、英語でスピーチしたり質疑応答をしたりと、かなり手強い印象……。良い対策方法はあるのでしょうか?英検1級二次試験のおすすめの対策法について、4人の英語コーチがずばりお答えします!

Q. 英検1級の二次試験対策におすすめの学習法は?

英検1級を目指しているので二次試験のスピーキング対策をしたいのですが、通常のオンライン英会話などで対策ができるものか疑問に思っています。おすすめの学習法はありますか?

A. 目的に合ったトレーニングや講師を選ぶこと!

こんな質問に対して、コーチ陣からは次のような回答が寄せられました。

  • 瞬時にアウトプットするトレーニングを
  • 専門スクール、英検に知見のある講師に教わるのがおすすめ
  • 良質なインプットとアウトプットの練習を繰り返そう
  • オンライン英会話で対策するなら、選び方がポイント

すべてのコーチに共通しているのが、英検1級の二次試験対策には「ロジカルに話せる力」や「トピックに対応できる知識・教養」も必要ということ。オンライン英会話を使う場合も、こういった観点をふまえたレッスンができるサービスや講師を選ぶのが良いようです。

以下、それぞれのコーチからのアドバイスをご紹介します(全4件)。各コーチのプロフィールや、これ以外の質問と回答は、こちらの記事に。

瞬時にアウトプットするトレーニングを

「エッセイライティング」と「瞬間的英作文トレーニング」がおすすめ
(福田圭亮)

英検1級の二次対策ということは、すでに十分な英単語力と英文法の理解ができていることかと思います。ですので後はその身に付けた語彙力と英文法を使って正確に瞬時にアウトプットができるようにしていくことが重要です。では具体的にどのようなトレーニングが良いかと言うと「エッセイライティング」と「瞬間的英作文トレーニング」です。

「エッセイライティング」では正確で分かりやすく相手に伝わる英文を素早く書くことを目指します。スピーキングテストでは流暢さや発音もさることながら、自分の意見を理論的に相手に伝える技術も大切です。ですので、英語で物事を伝えるときの基本である「イントロダクション・ボディ・コンクルージョン」という順番を意識しながら的確に自分の意見を表現できるようにしていきましょう。

「瞬間英作文トレーニング」は瞬間的に英文を組み立てる「瞬発力」を鍛えることができます。英語上級者でも中学レベルの簡単な英文でさえ瞬間的に話すのは意外と難しいです。「こんな簡単な英文なのに、あのとき咄嗟に言うことができなかった」ということがよくあります。瞬間英作文トレーニングは中学レベルの簡単な英文を瞬間的に組み立ててアウトプットするトレーニング。このトレーニングを繰り返し行うことで、瞬間的にパッと英語を話せるようになっていきます。

このように「エッセイライティング」と「瞬間英作文トレーニング」が効果的です。さらに、定期的にオンライン英会話でスピーキングを行うと良いでしょう。

専門スクール、英検に知見のある講師に教わるのがおすすめ

二次試験対策にはロジカルな説明力、背景知識も必要
(五十嵐未知子)

英検1級の二次試験は高度なスピーキング能力の他、自分の意見をロジカルに説明する力、そのための背景知識などが求められます。

私も英検1級の二次試験のため、教養が高いネイティブスピーカーにスピーチを聞いてもらっていました。通常のオンライン英会話は、私も試したことがあるのですが、残念ながら先生の質があまり高くありませんでした。

自分のアウトプットとして、単にオンラインの英会話講師にスピーチを聞いてもらうという点では活用できると思いますが、正確に直してもらったり、自分のロジックについて指摘してもらう、ということはオンライン英会話講師にはできないと感じます。

口慣らし程度にオンライン英会話を活用し、スピーチの中身や英語の正確性については、専門のスクールや英検について知識のある講師などに教わることをおすすめします。

良質なインプットとアウトプットの練習を繰り返そう

最近の社会の動きも把握しておこう
(鬼英語コーチ☆サヤコ)

私の場合は音声付の英検1級の教材を1冊購入し、車の中などでずっと音読を繰り返しました。スピーチの長さの感覚や論点のまとめ方などを、脳と体に染み込ませたかったからです。

また英検1級の二次試験には時事問題が数多く出てくるので、日頃から社会の流れに敏感になっていることも必要です。例えば戦争の話題が出てきたときなども、ただ単に「戦争は悪いことだ」とまとめるよりも、シリアでの紛争など、今現実に起こっている出来事に言及したほうが、より説得力のあるスピーチを展開できるからです。

なので良質な教材でインプットを繰り返し、新聞やTwitterの投稿などを使ってアウトプットの練習を繰り返すことをおすすめします。その上でオンライン英会話などでスピーチをすることに慣れながら、講師にフィードバックをもらえれば準備万端でしょう。

そして大きな声で堂々と話す習慣を付けることもお忘れなく!これだけでも自信があるように見えますし、審査員にも好印象を与えられるはずです。

オンライン英会話で対策するなら、選び方がポイント

オンライン英会話以外の自主学習法もご紹介します
(新垣裕子)

英検1級への挑戦、良いですね~!最近はオンライン英会話も多様化していて、色々な会社が様々な目的に特化したカリキュラムを提供しています。目的に合わせてうまく選べば、英検1級の二次試験対策も可能です。

例えば、様々な職種のネイティブスピーカーとフリートークが可能なプランであれば、英検1級二次試験の過去問に出たトピックで事前に英作し準備をしておいて、その内容にマッチした職業の先生を選びオンライン英会話を受講。スピーチの感想を聞いたり、自然な表現に直したりしてもらうことも可能かと思います。同じトピックで複数の先生と話して色々なアイデアを学び、ご自身の知識の幅を広げるのも非常に有益な学びになりそうですね。

ただ、オンライン英会話では広告と実際の内容に開きがある場合があります。ご自身の希望する学習が可能かどうか、講師の質はどうか、スケジュールの調整はしやすいか、費用対効果は高いのかなど、事前にしっかりと調べた上で無料体験レッスンを受講してみて、本当に納得がいくものかを確認してください。ネット上には体験談などの紹介も多いので、そちらも参考にしてみてくださいね。

オンライン英会話以外での自主学習法もご提案しておきますね。まずは過去問を使った学習法。まず試験と同じ形式で、過去問のトピックカードを見て1分間の準備時間の後、2分間のスピーチを行います。解答時にはスマホを使って録音、もしくは音声入力機能を使って音声をテキスト化して、自分で振り返れるようにしておきましょう。ご自身の解答を聞き/読み直し、文法ミスはないか、過度な重複はなかったか、もっと適切な表現はないか、などを考えてブラッシュアップしていきます。また、過去問についている解答例を精読し、使える表現を英借文するのもおすすめです。また、学んだことを反映させて再度ご自身の解答を作成し、音読や見ずに言う練習を行うと非常に効果的です。

他にも話題の記事などを読み内容を要約することで、記事内の語彙表現を使えるレベルに引き上げる練習になりますし、その記事についてのご自身の意見をまとめる練習も、試験で様々なトピックに対応する準備になります。

自主練を続けながら、納得のいくオンライン英会話を探してみてくださいね。応援しています!